「サッカーでしか」とは?
前述の「サッカーの練習「だけ」じゃ上手くならない?」と矛盾しているようにも思えますが、こちらは「ピッチで行うトレーニング」の話となります。
はじめは、技術を習得するために「自分とボールだけの関係」であったり、戦術を理解するために「説明を入れながら、相手なし、かつスローペース」でトレーニングしたりすると思いますが、実際の試合は「カオス」であり「フラクタル」であり「並行思考」です。
このような練習だけしていては、決して「試合で使える」技術や戦術は身に付きませんし、戦えません。
これは例えるならば「食事をするための箸、スプーン、ナイフ、フォークの持ち方を覚える練習」であって、あくまでも「導入的」なものです。
そして実際は「よりサッカーの試合に近い」トレーニングをすることによってのみ「試合で使える」技術や戦術を身に付けることが可能となります。
これを例えるならば「実際に食事をすること」であり、言うならば「実戦」です。
この実戦こそが「カオス」や「フラクタル」「並行思考」を含んだ「サッカーに適したトレーニング」となります。
このように、トレーニングを「導入的」なものと「実戦的」なものに分類し「今どちらが必要なのか」を考えてながら使い分けるようにすると良いでしょう。
どちらも必要なトレーニングです。